お知らせ

(2025/9/24開催) SI センター主催 第7回シンポジウム 「グローバルな観点からの認証の動向 〜 認証が作るサービスのありかた 〜」シンポジウムのご案内

2025.08.17

日時:2025年  9月 24日 (水)    13:30 – 17:10

開催概要

 認証とデータ利用における現在の課題は、セキュリティの強化とユーザー利便性、プライバシー保護、そして法規制対応があげられます。
 セキュリティ面では、不正アクセスやなりすましを防ぐために多要素認証や生体認証などの強力な手法が求められています。しかし、利便性やさらなる安全性の確保から、パスワードに代わる次代の認証手法が求められています。また、認証に関わるデータ、特に行動履歴や生体情報などのセンシティブな情報の利用が拡大する中で、ユーザーの同意や情報の透明性をどう確保するかが問われています。特に本人が自分のデータの利用状況を把握できない「ブラックボックス化」が問題視されています。さらに、グローバルに事業を展開する企業にとっては、国や地域によって異なる個人情報保護法(例:GDPR、CCPA、APPI)への対応が大きな課題です。各国の認証に対する要件やデータ利用のルールに整合性を持たせるには、柔軟かつ包括的なポリシー設計が不可欠です。
 総じて、認証とデータ利用の領域では、技術の進化と法的・倫理的要請の両立が求められており、そのバランスをどう取るかが今後の大きな課題となっています。このような状況を受け、本シンポジウムでは認証最新動向と認証がもたらすサービスのありかたについて議論を行います。

主催

東京大学 情報セキュリティ教育研究センター (SI センター)

参加対象者

どなたでも参加可能

参加費用

無料

登壇者 (50音順)

会場

オンライン開催 (Webex ウェビナーによる開催)

参加申し込み URL

https://utelecon.webex.com/weblink/register/r8821f52bf5ddeeb3fecf1183a90c81a0

当日のプログラム (敬称略) (仮)

13:30 – 13:35

開会の挨拶

関谷 勇司
(東京大学 大学院情報理工学系研究科 SI センター 教授)

13:35 – 14:05

アカデミアの研究を支える認証基盤の最新構築技術:アカデミア⇔インダストリーの共同研究、国際共同研究のために

佐藤 周行
国立情報学研究所 アーキテクチャ科学研究系 教授

14:05 – 14:35

社会動向に基づく金融デジタル化と認証の在り方をユーザーセントリックなアプローチから

吉浦 周平
クロスピアコンサルティング株式会社 マネージング・ディレクター

14:35 – 14:50

休憩

14:50 – 15:20

アバター時代に向けたログベース認証のあり方

小林 良輔
東京大学 大学院情報理工学系研究科 ソーシャルICT研究センター 特任助教

15:20 – 15:50

国際的な認証関連の動向と制度の観点からの現状課題

林 達也
デジタル庁 アイデンティティアーキテクト/アイデンティティユニット ユニット長

15:50 – 16:05

休憩

16:05 – 17:05

パネルディスカッション

司会 : 山口 利恵

パネリスト :


 佐藤 周行


 吉浦 周平


 小林 良輔


 林 達也

17:05 – 17:10

閉会の挨拶

関谷 勇司

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