SI センター主催 第7回シンポジウム

グローバルな観点からの認証の動向
〜 認証が作るサービスのありかた 〜

日時

2025年  9月 24日 (水)    13:30 – 17:10


開催概要

 認証とデータ利用における現在の課題は、セキュリティの強化とユーザー利便性、プライバシー保護、そして法規制対応があげられます。
 セキュリティ面では、不正アクセスやなりすましを防ぐために多要素認証や生体認証などの強力な手法が求められています。しかし、利便性やさらなる安全性の確保から、パスワードに代わる次代の認証手法が求められています。また、認証に関わるデータ、特に行動履歴や生体情報などのセンシティブな情報の利用が拡大する中で、ユーザーの同意や情報の透明性をどう確保するかが問われています。特に本人が自分のデータの利用状況を把握できない「ブラックボックス化」が問題視されています。さらに、グローバルに事業を展開する企業にとっては、国や地域によって異なる個人情報保護法(例:GDPR、CCPA、APPI)への対応が大きな課題です。各国の認証に対する要件やデータ利用のルールに整合性を持たせるには、柔軟かつ包括的なポリシー設計が不可欠です。
 総じて、認証とデータ利用の領域では、技術の進化と法的・倫理的要請の両立が求められており、そのバランスをどう取るかが今後の大きな課題となっています。このような状況を受け、本シンポジウムでは認証最新動向と認証がもたらすサービスのありかたについて議論を行います。


主催

東京大学 情報セキュリティ教育研究センター (SI センター)


参加対象者

どなたでも参加可能


参加費用

無料


登壇者 (50音順)

  • 小林 良輔 様 (東京大学 大学院情報理工学系研究科 ソーシャルICT研究センター 特任助教)
  • 佐藤 周行 様 (国立情報学研究所 アーキテクチャ科学研究系 教授 )
  • 林 達也 様 (デジタル庁 アイデンティティアーキテクト/アイデンティティユニット ユニット長)
  • 山口 利恵 様 (東京大学 大学院情報理工学系研究科 ソーシャルICT研究センター 准教授)
  • 吉浦 周平 様 (クロスピアコンサルティング株式会社 マネージング・ディレクター)

会場

オンライン開催 (Webex ウェビナーによる開催)


参加申し込み URL

https://utelecon.webex.com/weblink/register/r8821f52bf5ddeeb3fecf1183a90c81a0



当日のプログラム (敬称略) (仮)


13:30 – 13:35

開会の挨拶

関谷 勇司
(東京大学 大学院情報理工学系研究科 SI センター 教授)

13:35 – 14:05

アカデミアの研究を支える認証基盤の最新構築技術:アカデミア⇔インダストリーの共同研究、国際共同研究のために

佐藤 周行
国立情報学研究所 アーキテクチャ科学研究系 教授

14:05 – 14:35

社会動向に基づく金融デジタル化と認証の在り方をユーザーセントリックなアプローチから

吉浦 周平
クロスピアコンサルティング株式会社 マネージング・ディレクター

14:35 – 14:50

休憩

14:50 – 15:20

アバター時代に向けたログベース認証のあり方

小林 良輔
東京大学 大学院情報理工学系研究科 ソーシャルICT研究センター 特任助教

15:20 – 15:50

国際的な認証関連の動向と制度の観点からの現状課題

林 達也
デジタル庁 アイデンティティアーキテクト/アイデンティティユニット ユニット長

15:50 – 16:05

休憩

16:05 – 17:05

パネルディスカッション

司会 : 山口 利恵
パネリスト :
 佐藤 周行
 吉浦 周平
 小林 良輔
 林 達也

17:05 – 17:10

閉会の挨拶

関谷 勇司

SI センター主催 第6回シンポジウム

生成AI のセキュリティリスクと対策
〜 ハルシネーションやディープフェイクから見る課題 〜

日時

 2024年 8月 9日 (金) 13:30 – 17:00

開催概要

 東京大学情報セキュリティ教育研究センターと次世代知能科学研究センターは「生成 AI のセキュリティリスクと対策」をテーマに、合同シンポジウムを開催します。

 生成 AI が登場して以来、様々な分野における生成 AI の活用が進んでいます。これにともない、生成 AI のセキュリティリスクも顕在化し始めています。例えば、偽の音声や映像を生成するディープフェイクによる問題や、偽データによる AI モデル自体の脆弱性や公平性問題、また、攻撃ツール生成への利用や、データプライバシーといった問題が取り沙汰されています。

 生成 AI を悪用した攻撃、もしくは生成 AI 自体への攻撃をどのように防ぐかは、生成 AI を社会展開するにあたっての重要な課題となりつつあります。そこで本シンポジウムでは、有識者の皆様に現在の生成 AI の動向やセキュリティ対策、また生成 AI 自体のセキュリティ強化について状況を伺い、これらの展望について議論をいただきます。

主催

東京大学 情報セキュリティ教育研究センター (SI センター)

共催

東京大学 次世代知能科学研究センター (AI センター)

登壇者 (調整中含む : 50音順)

近江 崇宏 様 (ストックマーク株式会社)
佐々木 良一 様 (東京電機大学)
高橋 翼 様 (SB intuitions 株式会社)
山口 真一 様 (国際大学グローバル・コミュニケーション・センター)

参加対象者

どなたでも参加可能

参加費用

無料

会場

オンライン開催 (ウェビナーによる開催)

参加申し込み

URL : https://forms.gle/6XoS59iTDoS9LfqC7

プログラム詳細

13:30-13:35 開会の挨拶
13:35-14:05 生成AIによる攻撃に関するリスクアセスメントの試行
佐々木 良一 様 (東京電機大学 名誉教授)
14:05-14:35 AIが拡大する偽・誤情報問題と求められる対策
山口 真一 様 (国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 准教授)
14:35-14:45 休憩
14:45-15:15 生成 AI の技術的最新動向とハルシネーションの抑制
近江 崇宏 様 (ストックマーク株式会社)
15:15-15:45 生成AIの安心安全な活用を目指して
高橋 翼 様 (SB intuitions 株式会社)
15:45-15:55 休憩
15:55-16:55 パネルディスカッション
司会 関谷 勇司 (東京大学)
パネリスト(50音順) 近江 崇宏 様
佐々木 良一 様
高橋 翼 様
山口 真一 様
16:55-17:00 閉会の挨拶

SI センター主催 第5回シンポジウム

サイバーセキュリティにおける人材育成

日時

 2024年 3月 4日 (月) 13:00-16:00

開催概要

 セキュリティ人材の育成は重要なテーマとして認識され続けています。人材の不足は約20万人に上ると予想されたこともあり、人材育成の活動は産官学において活発に行われています。ところが、サイバーセキュリティ人材不足の問題は、改善される気配がありません。サイバー社会がより一層の進化を遂げる一方で、サイバー攻撃の対象、種類、回数は増加しており、サイバー脅威の影響は深刻化している現状があります。

 本シンポジウムでは、このような現状を受け、サイバーセキュリティ教育の取り組みについてご講演いただきます。また、パネルディスカッションでは、産官学よりサイバーセキュリティの第一線に立つ方を迎え、どのような人材が不足しているかなど、これまでの人材育成の課題や、その解決方法について議論します。

参加対象者

 どなたでも参加可能

参加費用

 無料

会場

 オンライン開催 (Zoom ウェビナーによる開催)

申し込み方法

参加申込は終了いたしました

プログラム

13:00-13:05 開会の挨拶
13:05-13:25 LINEヤフーのセキュリティ人材育成
日野 隆史 様 (LINEヤフー株式会社 セキュリティマネジメント本部教育部部長)
13:25-13:45 実業務の視点で考える「サイバーセキュリティ専門家になるために必要な努力」
名和 利男 様 (株式会社サイバーディフェンス研究所 専務理事/上級分析官)
13:45-13:50 休憩
13:50-14:10 産業サイバーセキュリティセンターにおける人材育成
門林 雄基 様 (奈良先端科学技術大学院大学 サイバーレジリエンス構成学研究室 教授)
14:10-14:30 技術に走らないオフェンシブセキュリティを意識した人材育成
猪俣 敦夫 様 (大阪大学 教授、CISO、サイバーメディアセンター副センター長)
14:30-14:50 東京大学におけるサイバーセキュリティ人材育成
関谷 勇司 様 (東京大学 SIセンター 教授)
14:50-15:00 休憩
15:00-15:50 パネルディスカッション
モデレータ 関谷 勇司 (東京大学 SIセンター 教授)
パネリスト(50音順) 猪俣 敦夫 様 (大阪大学 教授、CISO、サイバーメディアセンター副センター長)
門林 雄基 様 (奈良先端科学技術大学院大学 サイバーレジリエンス構成学研究室 教授)
名和 利男 様 (株式会社サイバーディフェンス研究所 専務理事/上級分析官)
日野 隆史 様 (LINEヤフー株式会社 セキュリティマネジメント本部教育部部長)
15:50-16:00 閉会の挨拶

SI センター主催 第4回シンポジウム

クラウドの活用とデータセキュリティ
〜 クラウドの利便性とシャドー IT の危険性 〜

日時

 2023年 5月 31日 (水) 15:00-18:20

開催概要

 近年、様々な組織においてクラウドの活用が進み、クラウド活用による生産性向上やコスト削減は、当たり前の要件となっています。クラウド技術の急速な発展と普及に伴い、効率化と柔軟性の向上を享受する一方で、情報漏えいや本来利用が許可されていないクラウドの利用 (シャドーIT) といったセキュリティ上の課題に直面しています。

 本シンポジウムでは、クラウドの活用を促進しつつ、情報セキュリティを確保するための戦略やシャドー IT 対策について議論します。また、技術的な観点からの、インフラ基盤としてのクラウドのセキュリティについても、事業者から状況を伺い、議論を行います。

参加対象者

 どなたでも参加可能

参加費用

 無料

会場

 オンライン開催 (Webex ウェビナーによる開催)

申し込み方法

 URL : https://forms.gle/osXN7QZfDkH4DtmV8

プログラム

15:00-15:05 開会の挨拶
15:10-15:35 NTT東日本におけるクラウド活用とセキュリティ
豊田 敏久 様 (NTT 東日本 情報セキュリティ推進部長)
15:40-16:05 政府におけるクラウド活用とセキュリティ(仮)
坂 明 様 (デジタル庁  CISO)
16:05-16:15 休憩
16:15-16:40 アカデミックにおけるクラウド活用とセキュリティ(仮)
大江 将史 様 (自然科学研究機構 国立天文台 情報セキュリティ室 次長)
16:45-17:10 変わるセキュリティの前提と対策
田丸 健三郎 様 (日本マイクロソフト 業務執行役員 NTO)
17:10-17:20 休憩
17:20-18:10 パネルディスカッション
モデレータ 関谷 勇司 (東京大学 SIセンター 教授)
パネリスト 豊田 敏久 様 (NTT 東日本 情報セキュリティ推進部長)
坂 明 様 (デジタル庁 CISO)
大江 将史 様 (自然科学研究機構 国立天文台 情報セキュリティ室 次長)
田丸 健三郎 様 (日本マイクロソフト 業務執行役員 NTO)
18:10-18:20 閉会の挨拶

東京大学 SI センター・SICT 研究センター合同シンポジウム
「これからの電子メールと情報伝達セキュリティ対策」
〜 電子メールは滅びるのか 〜

日時

 2022年12月21日(水) 13:30-17:45

開催概要

 昨今、マルウェアが添付されたメールや、なりすましによる詐称メール等、電子メールによる情報伝達を取り巻く状況は悪化の一途をたどっている。また、誤送信やマルウェア感染による、意図しないメール送信による情報漏えい事故も頻発している。さらに、迷惑メールの増加にともない重要なメールを見逃すという悪循環が発生している。
 このような状況下において、電子メールによる情報伝達の信頼性は低下する一方であり、限られたグループ内での情報伝達は SNS やグループウェア等に取って代わられようとしている。一方、メールにおける信頼性と完全性、すなわちメールセキュリティを担保するために、添付ファイルでは PPAP と呼ばれる手法が広く用いられている。しかし、そのような対策も効果は限定的であり、むしろ有害となる点の方が多く指摘されている。
 本シンポジウムでは、このような現状を受け、電子メールのセキュリティに関して、企業や組織における利用方法、標準化における新たな取組を通じて、これから先メールセキュリティにおける機密性と完全性、可用性をどう担保するべきなのか、議論を通じて解を探る。

プログラム

13:30 – 13:35 (5分) 開会のご挨拶
13:35 – 14:20 (45分) 暗号化ZIPファイル送付(通称:PPAPの国内利用実態について
(東京大学 空間情報科学研究センター  澁谷 遊野 准教授)
(大阪公立大学 大学院情報学研究科 近藤 大嗣 助教)
14:20 – 15:05 (45分) DNS とメールセキュリティ技術
(東京大学 大学院総合文化研究科 石原 知洋 准教授)
15:05 – 15:15 (10分) 休憩
15:15 – 15:45 (30分) 企業におけるメールセキュリティの全体像
(NTT テクノクロス株式会社 上田 和永 様)
15:45 – 16:15 (30分) なりすましメールの現状と対策 2022​
(株式会社インターネットイニシアティブ 古賀 勇 様)
16:15 – 16:25 (10分) 休憩
16:25 – 17:25 (60分) パネルディスカッション
司会 :  東京大学  関谷 勇司 教授
パネリスト :  独立行政法人 情報処理推進機構 小川隆一  様
東京大学 澁谷 遊野 准教授
東京大学 石原 知洋 准教授
NTT テクノクロス株式会社 上田 和永 様
株式会社インターネットイニシアティブ 古賀 勇 様
17:25 – 17:40 (15分) 質疑応答
17:40 – 17:45 (5分) 閉会の挨拶

対象

 どなたでも参加可能

参加費用

 無料

会場

 オンライン開催 (Webex ウェビナーによる開催)

申し込み方法

 下記 URL から事前登録をお願いします。
 参加登録をして頂いた方に Webex ウェビナーの URL を個別に送付させて頂きます。
 https://forms.gle/kjqBtDHKNvaByTfV8

アーカイブについて

 後日公開予定

お問い合わせ

 東京大学 SI センター : symposium-202212@si.u-tokyo.ac.jp

主催

 東京大学 SI センター

共催

 東京大学 SICT 研究センター

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